ダンスパフォーマーとしていまや世界的に有名な蛯名健一さん。
蛯名健一さんはアメリカのオーディション番組「アメリカンズ・ゴット・タレント８」で優勝し、賞金100万ドルを手にしたたことにより、その名が広く知られるようになりました。
なんとオーディションに参加したのは75000組！
その中からアジア人としては初めての優勝を勝ち取り、そのオーディションの動画の再生回数は1億回を超えています。
蛯名さんはダンスからその活動の幅を広げていき、たどり着いたのがダンスパフォーマーです。
そしてそのダンスパフォーマーとして有名なのが「首落ち」です。
果たして、首落ちとはどのようなものなのか、また、その仕掛けはどうなっているのでしょうか？
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「アメリカンズ・ゴット・タレント８」で優勝したときの動画
2013年、蛯名健一さんが「アメリカンズ・ゴット・タレント８」で優勝した時の動画です。
彼の十八番でもある「首落ち」のパフォーマンスがあります。
一体全体どうなっているの！？
思わず目が釘付けになるし、何回も再生したくなる動画です！
↓
首落ちパーフォーマンスの種明かし
ほとんどが「ものまね」から？
蛯名健一さんご自身がおっしゃるに、パフォーマンスのアイディアのかなりは「ものまね」からきているそうです。
「全日本仮装大賞」という日本の人気番組の参加者がまさに「首落ち」のパフォーマンスをしていて、これは面白いと思ったそうです。
また映画「マトリックス」からは、体をのけぞらして大きく手を動かしながら後ろに傾く動きを参考にしたそうです。
でも、蛯名健一さんのようにダンスを基本から習いプロにまでなった人の身体能力を持ってこそできる動きで、普通の人はやろうと思ってもできるものではないと思います。
では、蛯名健一さんが参考にしたという「全日本仮装大賞」の動画を見てみましょう。
ほんとだ！同じだ！と思いました。
思ったものの、これはどうやるの？と疑問になりますよね。
首落ちの種明かし
・首が落ちる瞬間に90度お辞儀をして、正面を見て、両手で頭を支えるという格好をする。
・コートは、中から針金やワイヤー等で作った骨格で支えており、90度お辞儀をしてもキープされるのだ。
・横から見るとお尻を突き出した格好になるため、真正面で演じないとばれてしまうというわけだ。
・しかしながら、このマジックは、簡単にできるものではない。
：実際にやってみると、立った状態でから急激に90度お辞儀をして、正面に顔を向いた状態で手の上に乗せるというのは非常に難しいのだ。
本当に落ちているように見せるためには、かなりの練習が必要とされている。引用：https://biznot.xsrv.jp/post-575-575
その仕掛けを知ってみると、なるほど！とか
な～んだ！とか思うのですが、
論理はわかってもこれを実際にやるのは相当難しそう！
蛯名健一さんが一流のパフォーマーになれた理由
では、「全日本仮装大賞」のものまねを一生懸命練習して、かっこよくできるようになったとして、そうすればだれでも蛯名健一さんのようになってアーティストと呼ばれるまでなるか？と言ったらそういうわけにはいきません。
蛯名健一さんは多くの技を組み合わせてプロデュースして、総合的に見るとそれが一流になっている、という感じです。
そして、私たちが見ていてわかりやすいパフォーマンスであること。そしてそれをすごい！レベルまで引き上げて面白くしていること、これが蛯名健一さんのパフォーマンスの人気に理由と言われています。
ダンスとの出会いと下積み
蛯名健一さんは高校生の時『天才・たけしの元気が出るテレビ!』の「ダンス甲子園」を見てダンスに興味を持ち、ヒップホップのビデオを見て独学で練習していたのがパフォーマーへの道の始まりだそうです。
そして大学に進んだのちはニューヨークでショーに出演するようになりました。
マイケルジャクソンやマドンナのバックダンサーになるためにオーディションにも参加したそうです。
しかし、
「マイケルのオーディションでは、審査員の前に立っただけで、踊ることなく落とされました。ボクの160cmという小柄な身長や痩せた体つき、つまり見た目の段階で受からなかった。それで自分の目指すべきステージは違うな、と痛感しました。」
という屈辱的経験をし、いわゆるダンスとは違う道を模索したのです。
そうしてオリジナルのパフォーマンスが生まれたのです。