1980年代のアイドルとして一世を風靡した小泉今日子さん。
当時、アイドルとして活躍した方々の中には中森明菜さん、松田聖子さんなど、歌唱力のある人たちが多かったように思います。
毎日のように歌番組のTV放送があり、今思うとバブルの時代と相まって毎日がお祭りのような騒々しくも勢いのある時代だったなあと思います。
そんな時代を駆け抜けた小泉今日子さんが2020年6月21日ラジオに出演し、中森明菜さんについて語りました。
「中森明菜さんは同期。出身番組も年齢も一緒。同志。」
と語っています。
お二人の関係について調べてみました。
スター誕生でデビュー
小泉今日子さんも中森明菜さんも「スター誕生」というオーデション番組で合格したことがきかっけで芸能界デビューしました。
中森明菜さんも同年7月のスター誕生でデビュー。
互いに同じ学年ということでその後も交流がありました。
お互いに16歳でのデビューで、まだ多感な時期に出会ったお二人はその後気ごころの知れた友人となり同志となっていくのです。
生卵 襲撃事件
1980年代、アイドル全盛時代に過熱したファンが過剰な行動に出ることがあったようです。
それは、小泉今日子さんにも向けられました。
新人歌手の登竜門と呼ばれる「新宿歌謡祭」に小泉今日子さんと中森明菜さんが出演しました。
このとき客席から生卵が投げつけられ、それが小泉今日子さんにあたってしまいました。
その時恐怖で動けなくなった小泉今日子さんを中森明菜さんがすぐに舞台のそでに連れて行って介抱したのです。
この出来事依頼、小泉今日子さんにとっては中森明菜さんが唯一信頼できる同期となりました。
生卵を投げたのは誰?
ではこの生卵を小泉今日子さんに投げつけたのは一体で目的は何だったのか?
当時は中森明菜さんのファンと小泉今日子さんのファンはお互い反目しあっていました。まるでライバル同士のように。
そして文化放送主催の歌謡新人賞レース『新宿音楽祭』で金賞を取った小泉今日子さんに対して中森明菜さんのファンが嫌がらせの目的で卵を投げつけた、と言われていました。
ところが2021年12月に発売されたライブDVD『唄うコイズミさん』のパンフレットの中で小泉今日子さんは「生卵を投げたのは中森明菜さんのファンではない」と記述して周囲をあっと言わせました。では一体誰なのか?は記されていませんが、小泉今日子さんの粋な計らい、と評されました。
アイドル全盛時代の終焉
アイドルの黄金時代が終わったあと、小泉今日子さんも中森明菜さんもなかなか順風満帆というわけにはいかず、特にお付き合いした男性関係ではお互いに苦労が多いように思います。
50歳を過ぎ、芸能界で生きていくには生きずらい面もあるのでしょうか、そういった苦楽を共にした同志に向けて、小泉今日子さんは
「中森明菜さんが頑張っていると嬉しい」
とエールを送っています。