お笑いコンビのサンドイッチマンは今やお笑い界の頂点にあるように思えますが、下積みの時代が長かったと聞きます。まあ、芸人さんは売れるまでが大変、というのはよくあることのようですが、サンドイッチマンの下積み時代はどのような感じだったのでしょうか?
サンドイッチマンの下積み時代にてついて。
サンドイッチマン結成のきかっけ
サンドイッチマンのお二人は元々高校生の時の同級生でラグビー部の仲間として知り合いました。卒業後、富澤たけしさんはアルバイトをしながらお笑いを目指し、伊達みきおさんは専門学校中退後、就職しました。
お笑いのコンビを諦めきれない富澤たけしさんは3年間伊達さんを説得し続け、とうとう伊達みきおさんは会社を辞めてお笑いの世界に飛び込んだのです。そうして、二人の下積み時代が始まったのが1998年でした。
サンドイッチマンの二人の間で交わした7つの約束
伊達みきおさんをお笑いの道にさそった富澤たけしさんは、上京当時約束を交わしました。それはお笑いの道で大成するという決意を表すために、伊達みきおさんの7つの約束を実現する、というものでした。その7つに約束を見てみましょう。
①野球をやらせる
②ボルボワゴンに乗せる
③ナレーターをさせる
④歌を出させる
⑤極道映画に出演させる
⑥オールナイトニッポンをやらせる
⑦食べ物のCMに出させる
という伊達みきおさんの7つの夢を叶える、という約束でした。
サンドイッチマンの下積み時代
今のサンドイッチマンを見ると、そんなにひどい貧乏な時代の下積みがあったのかとにわかに信じられないくらいです。
2人で1DKのアパートで同居生活
がそれは紛れもない事実のようで・・・売れるようになるまで1DKの木造アパートに二人で住んでいたそうです。なかなか20歳を超えての男2人暮らし、というのは珍しいかもしれません・・・。
そのアパートに天井には蜘蛛の巣が張っていてゴキブリもでたそうです。そして、これは想像しただけでつらくなるのですが・・・ネズミもいたそうで、米びつの中にフンがあったとか・・・。よく病気にならなかったですね💦最初はそれをネズミの糞とは気が付かず、相方の富澤さんが五穀米を買ってきて混ぜたのだと思ってお米を研いでみたら、それはネズミのフンだったという衝撃!
あ~想像すらしたくない・・・
バイト代はパチンコに・・・
とりあえず、食べていくためにアルバイトはしていました。が、肉体労働の日当9000円が入るとパチンコに使ってしまったそうです💦よってパチンコに勝てば次の日はバイトはなし。パチンコに負ければ明日もバイト。という生活でした。
それ、ダメでしょ💦
膨らむ借金
そうしているうちに生活費がなくなり、金利の高いところからお金を借りなければならず、250万円もの借金があったそうです!返せるめどがあればよいけれど、その当時はまだ自分たちの成功の道も見えていなかったわけですからつらかったでしょうね・・・。
ご飯のおかずは毎日もやしだけ?
二人は当時お金がないので、毎日まともな食事はできなかったようで、業務スーパーで200円のもやしを買うと2Kgのもやしが入っていて、毎日もやし丼を食べていたそうです。
売れっ子となった今はきっと、もやしを見るのもいやかもしれませんね。
でも幸いなことに伊達みきおさんのご実家から10年間宮城のお米を送ってくれたので、お米には困らなかったそうです。そのため貧乏でも痩せはしなかったので、周囲はそこまで貧乏だと思わなかったようです。
しかしそれを聞くと30歳になるまでお米を送ってくれるなんて、親と言うのはありがたい存在ですね!
もう辞めようか?と解散まで考えるようになった下済み時代
このように不遇の時代が7年も続いたサンドイッチマン。いくら前向きに取り組んでいてもこれでは気持ちも萎えてきます。特に会社員だった伊達みきおさんをお笑いの世界に誘った富澤たけしさんは、
「伊達の人生を狂わせてしまったのではないか」
という重圧に苦しむようになったそうです。そして「もう辞めようか?」と伊達さんに提案したこともありました。しかし、その時伊達さんは
「俺たち本気出してなくないか」
とバイトを減らして年間180本のライブに出演するようになったのです。
この話を聞いて二人が同時にもうだめだ、と思うことが無くて良かった!と思います。伊達さんがお笑いの世界に飛び込むことを躊躇していた時は富澤さんがお笑いへの熱意があしました。そして、その富澤さんがもう無理だと失意の中に沈んだときは伊達さんがまだ熱意を失っていませんでした。それはお二人にとってとてもラッキーなことでしたし、彼らのお笑いを見て楽しむ私たちにとってもラッキーなことです!
サンドイッチマンが2007年M-1グランプリ優勝!
そうしてついに2007年のM-1グランプリで優勝したのです。その後も富澤さんは二人で交わした7つの約束を忘れませんでした。
そしてこの7つの約束は、10年という年月をかけて2013年にすべて実現したそうです。10年、と一言で済みますがその間下積み時代であったことを考えるとなんと大変だったことでしょうか!
2013年伊達みきおさんはご自身のブログで「『夢が叶う』という事。」のタイトルで
「富澤がちゃんと叶えてくれました。ありがとう! すげーなぁアイツ
と報告をしています。
サンドイッチマン下積み時代のまとめ
サンドイッチマンは好感度が高い芸人さんとして有名ですね。お二人の下積み時代の話を知ってみると私の中では増々好感度が上がってきます。頑張ったねえ~と(笑)。
辛いことがあっても作り笑いでいいから笑うと、肉体は勘違いして?良い方向に向かっていくという話を聞いたことがあります。つらいことがあって笑えるか!?と思ったりしましたが、そんな時に効果的なのがお笑い、と最近気が付きました。サンドイッチマン、笑かしてくれてありがとう!という気持ちです。下積み時代耐えてくれてありがとね!