ERカーは実在しない!ドラマで使った車種は何?8t車の改造!

ドラマ

「TOKYO MER~走る緊急救命室~」の放送が始まりました。

毎回、ハラハラドキドキしながら見ていますが、やはり鈴木亮平さんが演ずる喜多見幸太というチーフドクターがかっこいいですね!また弦巻比奈(つるまき・ひな)役の中条あやみさんが最初は役に立たない新人ドクターなのですが、これからきっと成長していくであろう姿を見るのも楽しみです。

ところでこのドラマで使われているER車が実在するかどうか気になりました。

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MERって何?

ドラマの題名にもなっているMERとは何のことでしょうか?私は初めて聞いた言葉です。

Mobile  Emergency Room

の頭文字をとった略語で「動く救急救命室」を意味します。

「TOKYO MER」ERカーは実在する?

華やかな俳優さんと女優さんが沢山出演する「TOKYO MER~走る緊急救命室~」ですが、今回のもう一つの主役は【最新の医療機器とオペ室を搭載した大型車両(ERカー)】ともいえます。実在するのしょうか?

見たことないわ~きっと日本に数台しかないのね、と私は、勝手に思い込んでいましたが、実は実在しません。

もしあったら、どんなにか心強いと思うのですが・・・。そこには様々な問題があるようです。

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ERカー が実在しない理由

ERカーが実在しない理由はいくつかあるようです。私は個人的に費用面かなあ・・・と思ったのですが、ERカーが実在しない理由として以下の4点があげられています。

人材確保が困難

ドラマの中でもチーフドクターの他に麻酔科医、数名のドクター、ナースや救命士が待機しています。いざというときに出動できなければ意味が無い訳で、これだけの人数が毎日スタンバイするのは大変です。

友人で某病院のER《emergency room》に勤務していた医師がいるのですが、3,4日家に帰れない、ということはザラだそうで、奥様に着替えを病院までもってきてもらうのは日常茶飯事。食事はカップラーメンが常備。という過酷な現場だそうです。それだけに、ERを志望するドクターは少ないと聞きました。

車の振動が医療用精密機械に影響を及ぼす

医療機器は精密機械ですから絶対的に振動に弱いです。かつERが出動するのは災害現場が多いとすると、道路も平坦でない場合が多いかもしれません。車の振動で精密機械が壊れやすくなる可能性が高いです。

車両が大きいので狭い道路や狭小地、の通行や侵入が不可能となる

撮影で使われているERは8t車を改造しているそうです。どうりで大きい!と思った。日本は狭い道路も狭い土地も多いですから、そのような大きな車両は通行ができない現場が多々ありそうです。

稼働率が低い

ドラマを監修した救急救命医が

「もし本当にあったら“救急医療の理想”

とおっしゃったそうです。けれど、災害は絶えず発生しているわけではないので(絶えず発生していたら困ります💦)、実際に出動する機会は多くはないのでは、と言われています。

 

ドラマで使われているMERの車種は何?

では、実際には存在しないMERがドラマで使われていますが、この車は何を使っているのか気になって調べてみました。

「TOKYO MER~走る緊急救命室~」で使われているER車は元々はTBSのテレビ中継車で、その8t車を6ヶ月かけて改造したそうです。ドラマ制作に掛ける熱量が半端ないですね!

そして「TOKYO MER~走る緊急救命室~」で使われているER車は三菱ふそうのスーパーグレードを使っているようです。

そしてER車の中で使っている医療用器具は、本物の医療用器具を使っているそうです。

話はそれますが先日我が家の近くで某ドラマの撮影があり、テレビ中継車がきました。実際に見るとその大きさに本当に驚きました!でも確かにあれくらい大きくないと。。。中に手術室を作るのですものね。

中には大きな手術台や医療器具、そして何人もの医師やナースなどがはいるのですから8t車、というのも頷けます。

だから現実的には大きすぎて日本の道路では通れないところが多いというのわかります。

 

「TOKYO MER」のER車が公道を走っている目撃情報が!

なんと、緑山スタジオの近くで「TOKYO MER」のER車が実際に公道を走っている様子も目撃されています!

これは、ドラマのロケ撮影のために現場に行った(もしくは帰ってくる)ER車が目撃されたのですね。目撃された方は超ラッキー!

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救急車やドクターカーとER車はどう違うのか?

救急車の歴史は古く、昭和8年に日本に初めて救急車が配置され、それから60年間救急車は「患者を緊急に運ぶ車」として活躍しました。逆に言えば「患者を急いで運ぶだけの車」だったのです。ですから救急車にはドクターは乗っていません。

平成3年になって法律が改正されて救急救命士が乗車する「高規格救急車」や、ドクターやナースが同乗する「ドクターカー」が導入されました。

ではこの「ドクターカー」とER車はどう違うのでしょうか?

実際のドクターカー

現実にはER車は実在しませんが、代わりに「ドクターカー」があります。

 

実在のドクターカーはこちら↓

ドクターカー、救急車、ER車の違いは?

「ドクターカー」に役割は、救急車と違って、

①事件事故現場に医師や看護師を搬送する場合

②傷病者に医師や看護師が同乗する場合

③転院に医師や看護師が同行する場合

等の役割があるそうです。

ドクターカーと救急車との決定的な違いは、車にドクターとナースが乗っていること、そして医療器具も積んでいることです。

となりますと、ER車もドクターカーも役割はほぼ一緒、ということになりますが、そこにも決定的な違いが合って、

ER車はドクターカーに比べてより高度な精密医療器械を積載できますし、またチームとして大勢のドクターやナースが同乗できるのです。

 

特殊救急車(スーパーアンビュランス)

ER車のように車内に手術室はありませんが特殊救急車(スーパーアンビュランス)という特殊救急車を東京消防庁は所有しています。


救急車としての役割の他に救護車としての役割もあるそうです。大規模災害の時は車を左右の拡張して40㎡の広さになり、最大8床のベッドを確保できます。

 

まとめ

「TOKYO MER~走る緊急救命室~」で使われるERカーは実在する車ではありませんでした。架空の車で、フジテレビで撮影車として使っていた8tの車の三菱ふそうのスーパーグレードを半年かけて改造したものです。内部に搭載している医療器械は本物を使っています。

監修した医師たちからは本当にあったら、救急医療の理想、と評されたそうです。

「TOKYO MER~走る緊急救命室~」の次回放送が楽しみです!

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