杉咲花さんは153㎝に小柄な体に、生きるエネルギーを満々にもって素敵な演技を届けてくださいます。
朝ドラの主人公にも抜擢され、今乗りに乗っている女優さんのお一人です。
朝ドラ「おちょやん」は大坂が舞台で勿論、大阪弁が飛び交うのですが、杉咲花さんの大坂弁がすごく自然でうまい、という評判が早くも立っています。
そういえば、杉咲花さんの演技力についてはよく語られ、うまいという説と下手という説の両方があるようですね。
私は「Cook Do」のCMで杉咲花さんの食べっぷりをみてから、彼女の熱烈なファンなのですが、世間の評伴を見てみました。
杉咲花さんの演技が下手、と言われる理由は?
杉咲花さんは2006年から芸能活動を開始しています。
そのころの芸名は「梶浦花」という名前で、勿論当時は子役としてのデビューでした。
ご両親が芸能人といっても、当時の「梶浦花」さんのインパクトはさほど強くなかったかもしれませんね。
私も、当時の花さんのことは覚えていません💦
杉咲花さんの演技力の批評を多数調べても、子役時代のことはあまり書かれていないようです。
2011年「杉咲花」さんの名前に変わってから、一気に知名度が上がり女優として本格的に活動も始まったようです。
声優としての実力派いまいち?
杉咲花さんは女優として活躍するほか、声優としてアニメの吹き替えも担当されています。
ご覧になった方も多いのではないでしょうか?
「思い出のマーニー」の彩香 役、そして「メアリと魔女の花」主演・メアリ 役。
ジブリ映画は俳優が声優として出演するのが多いですよね。
調べてみると、このアニメの吹き替えで実は杉咲花さんの演技をへた、という人が多いようなのです。
「棒読み」と評する意見が見受けられました。
女優や俳優が声優をやるときの弊害
でも、これは私の「思い出のマーニー」を見ての感想なのですが・・・
俳優や女優さんがアニメの吹き替えを担当するとき、~〇〇役の吹き替えは女優の○○さん~という情報が先に入っていると、どうしてもその顔が浮かんでしまうのです。
「思い出のマーニー」の彩香をみているのに、頭の中は杉咲花さんのお顔でいっぱいになってしまうのです。
それと同じ経験は、杉咲花さんに限らず、私は『ハウルの動く城』のキムタクにもありました!
キムタクの演技力は定評があります。
私は彼の大大大ファンなのですが、『ハウルの動く城』に関いしては、とうとう最後まで「ハウル」が「キムタク」にしか見えなかったのです。
もしかして、その声優となる俳優さんのことを好きであればあるほど、アニメを見ながら俳優や女優さんのお顔が目に浮かんで、離れなくなり結果、物語に入り込めずに「声優が悪いせいだ!」なんて逆恨み?に似たことが起こるのではないでしょうか?
と自己分析をしてみました。
ですから「思い出のマーニー」の彩香 役、そして「メアリと魔女の花」主演・メアリ 役を担当した杉咲花さんを酷評する意見があるとしたら(現実は有るのですが)、それは見る人が最後まで杉咲花さんのお顔が頭に浮かんだからではないでしょうか?
杉咲花さんの演技がうまい、と思えるシーンは?
ふ~っ!こっちの意見を書くのはほっとします。
なぜなら、私は杉咲花さんの演技はうまい、と思っているので。
杉咲花さんの一番うまいシーンは「泣き」の演技だと思います。
杉崎花さんが泣くときは、ワンワン泣くのでもなく、しくしく泣くのでもなく、ただ無言で泣くのでもない。
泣くのをこらえて、泣かないように頑張って、涙を落とさないように耐えて・・・笑顔を作ってみたけれど、やっぱり涙が落ちた、というシーンはこちらが思わず涙が出てしまう切なさがありました。
あれは本当に素晴らしかった!!!
私が杉咲花さんファンになったキッカケの作品を代表してその演技力について語りたいと思います!
「夜行観覧車」の主人公の娘役で熱演した杉咲花さん
2013年に「夜行観覧車」は、かなり引き込まれたドラマですね。
というより、反抗期の女子を演ずる杉咲花さんがうますぎ!です。
受験に失敗してからいじめや母親の言動でストレスが貯まり家庭内暴力へと発展していく彩花という役を杉咲花さんは、見事に演じ切りました。
失礼ながら、杉咲花さんは私生活でもこんな経験があるのでは?と思うほど、演技が上手!でした
『湯を沸かすほどの熱い愛』の杉咲花さんの熱演
『湯を沸かすほどの熱い愛』(2016年)の安澄ちゃんを演じた杉咲花さんの演技は、本当に自然で素晴らしかったと思います。
この作品でいじめられっ子を演じた杉咲花さんの演技は高く評価されましたが、アニメの吹き替えの時は女優さんとしてのお顔がちらちらして仕方なかったのに対し、この『湯を沸かすほどの熱い愛』では、本当にどっぷりと映画の世界に引き込まれました。
杉咲花さんの震える声には、その心の大きな揺れが見えました。
そして、揺れるように動くその視線にも心の動揺が見えました。
宮沢りえさんとの親子も、本当に親子のように思いました。
お母ちゃんととの病室で泣くシーンは、本当にこちらが涙が出てくるほどです。
映画が終わりに近づくにつれ、(それは時間的に、また物語的にもわかるのですが)あ~終わって欲しくないな~。
もっと見ていたい。
続編ができないだろうか、なんて思ったものです。
「「いだてん〜東京オリムピック噺〜」」の杉咲花さんの演技力
「いだてん〜東京オリムピック噺〜」ではシマとりくの二役を見事に演じ切った杉咲花さん。
これをご覧になった方も多いと思いますが、素晴らしかったですよね。
勿論髪型も服装も変え、似ているけれど違う人を自然に演じ分けていました。
これは演技力の無い人にはできない役なのでは?と思います。
杉崎花さんのセリフの言い回しは 棒読み?自然?
杉咲花さんのセリフを聞いていると、面白いもので棒読み?と思うときもあれば、逆にとっても自然に聞こえてくるときもあります。
アニメの吹き替えの時は、どちらかというと棒読みに近く感じます。
または、がなっていて賑やか(もっと言うとうるさい)に聞こえることもあります。
でも、他の演技ではセリフのように聞こえず、普通に話しているように、実に自然に聞こえてきます。
これができるのは、相当経験を積んだ人か、よほど天与の才能がある人、です。
杉崎花さんのこれからが楽しみです!