清原果耶さんと言って、??となる方も、NHK朝ドラ「なつぞら」のなつの妹役、いうとピンとくるのではないでしょうか?
あの「なつぞら」の時、この女優さんはいったい誰?と思い、そしてその女優さんが若干17歳、と知ったときの驚き!
あの落ち着いた貫禄のようなものを17歳の女子が出せるのは半端ない!と思いました。
今日は清原果耶さんの演技力について考えてみたいと思います。
清原果耶さんのデビューCM動画
清原果耶さんは2015年12歳の時に本格的に芸能活動を始めました。
そのCMが流れるや否や、この少女は誰!?と話題になりました。
そのCMはこちら↓
このCMの清原果耶さんを見ると、1本目は髪を下ろし2本目は前髪も上げポニーテイルにしています。
私の感想としてはどちらもとても可憐な少女なのですが、髪型を変えただけで全く違った少女のように見えます。
髪を下ろしている清原果耶さんのほうがどちらかというと大人びていておとなし気な良家のお嬢様のように感じます。
一方、ポニーテイルにしている清原果耶さんは活発な少女に見えます。
髪型一つでこんなに違う雰囲気を醸し出せる清原果耶さん、こんな12歳のころから大女優の片鱗が見えますね。
この数年後、「どんな役にもなりきれるそのふり幅が半端なく広い女優」といわれるようになるということを、このころからプロデュースするプロたちは見通していたのでしょうか?
『透明なゆりかご』のアオイ役
清原果耶さんがの出世作といわれる「透明なゆりかご」は2018年7月の放送でした。
清原果耶さん初の主演ドラマでした。
私は偶然、このドラマを見ていたのですが、重いテーマに正面から向き合うかなりシリアスな内容でした。
考えさせられるような場面も、あまりハッピーでないテーマもあるのですがそれでも暗くならずほっこりと温かい気持ちで毎回見終えることができたのは清原果耶さんのまじめさと清純さにあるように思いました。
看護師見習いのアルバイトとして産婦人科で働く17歳のアオイを演じました。
朝ドラ「なつぞら」のなつの妹「千遥」役
「なつ」と生き別れになった妹の役を演ずる女優さんが誰であるか、ギリギリまで発表しなかったといわれています。
それだけ、世間にセンセーショナルに清原果耶さんを見せたかったのでしょう。
と思える女優ぶりでした。
なつの育った北海道の牧場をこっそり訪れ、柴田家の人々と静かに交流する姿にはなんて良いお嬢さまに育ったの!と思わず見ている私たちは安心をしました。
そしてうまくいかない結婚生活にひっそりと耐える姿には、手を差し伸べたくなるようなはかなさを見せつつ、自分の力で生きていく!という芯の強さもベースに隠し持っているようにも見えました。
輝くように華やかに生きている姉を広瀬すずさんが演じ、
しっとりと内に秘めたまじめな強さを持つ妹を清原果耶さんが演じたのですが、
それはもうぴったり!の配役としか言いようがありませんでした。
でも清原果耶さんが出てくると、なんだか主役がどちらかわからなくなるほどの存在感を感じたのはわたくしだけではないでしょう。
お嫁さんに行く前は可憐な少女のような清原果耶さん
そして嫁いでから夫婦の不仲に耐える薄幸な女性を演じた清原果耶さん
この「千遥」という役に私たちはまるで吸い寄せられるようにTVに見入ったような気がします。
2021年の朝ドラ「おかえりモネ」の主役に抜擢された若干18歳の大女優清原果耶さんのこれからがとても楽しみです。