大河ドラマ 西郷どんやテセウスの船の佐野文吾役で話題となった鈴木亮平さんは英語に堪能であるとは、よく知られていることです。
英検1級を取得しているほか、全国高校生ドイツ語スピーチコンテストで優勝したこともある、というから驚きです。
帰国子女かと思いきや、そうではありませんでした。そのような語学力はどのように身に付けたのでしょうか?
ハリウッド進出も視野にあるという鈴木亮平さんの英語の学びに迫りたいと思います。
鈴木亮平さんが英語を学んだ留学先と勉強方法
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鈴木亮平さんは、子供の頃に短期とは言え何度かの海外旅行及び留学経験があるそうです。
①アメリカ・ロサンゼルス(小学生2年生の時の旅行)
②アメリカへ(中学2年生の時の短期留学)
③オーストラリアへ(中学3年生の時の短期留学)
③アメリカ・オクラホマ州へ(高校1年生の時)
ロサンゼルスで英語のスイッチが入った小学2年生の時
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このうち、ロスに住んでいる叔父様のところに家族全員で遊びにいった小学2年生の時の経験が子供心に相当印象が強かったようです。この時のことを鈴木亮平さんは振り返って
映画の世界に入ったような感じで、「自分もいつかこの人たちとコミュニケーションを取りたいな」と思った気がします。僕のなかで英語のスイッチが入ったきっかけです。
とおっしゃっています。この時のモチベーションが後に大きく英語力をアップするきっかけになりました。
このご旅行では、鈴木亮平さんのお兄様もご一緒だったのですが、お兄様は英語に全く興味を示しませんでした。でも後に、お兄様は研究者となられたあとアメリカに渡り、その後オーストラリアに永住されているので、グローバルな兄弟に育ったのですね。
YMCAで遊びの延長で英語を習った小学生時代
YMCAの英語は遊びの延長だったそうです。文法的な学びは中学生になってからで、その時YMCAで習ったことはこういうルールだったんだ!と気が付きました。でも、この遊びの延長、というのが英語に対する抵抗のようなものが取れて良いのでしょうね。
中学2年生でアメリカ短期英語留学
中2の時はYMCAのプログラムをお父様が見つけてきて、「行きたかったら行ってもいいぞ」というお父様の言葉にすぐに行く!という返事をし、短期留学することになりました。
中学3年生でオーストラリア英語留学
中学3年の時は西宮市のプログラムで参加をしました。
この2回の短期留学を振り返って、鈴木亮平さんは楽しい思い出しかないそうです。それは短期留学なので、その土地の良い面だけが見えるからだと分析されました。
高校1年生でアメリカのオクラホマへ1年間の英語留学
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そして高校1年生のときにアメリカのオクラホマへ1年間の留学をし、この時の経験が今の鈴木亮平さんの英語力を培いました。
学校にも地域にも日本人は一人もいない環境の中に身を置いて過ごした1年間は、かなり密度の濃い時間で、英語の上達するスピードが速かったです。
でも、ただ海外に行っただけでは英語の上達は望めないません。どれだけ英語漬けの環境に飛び込めるかです。とおっしゃいます。
更にそのような成果を出すには、留学前にある程度の英語の下地があるべきだということも語られています。
留学先で学んだ英語以外のこと
そして、鈴木亮平さんはこの数回の留学の効果を、語学の習得の他にもあったと考えています。
それは言語・文化、人種の違いとは全く関係なく、人が人として感じることは一緒であるということ、つまり感情的なところは何も変わらないということが分かりました。それを実感したことで、その後外国に行っても物怖じしなくなったそうです。
こうして、ハリウッドにも通用するであろうという鈴木亮平さんの基礎がつくられたのですね!
東京外国語大学での英語の学び
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そして、鈴木亮平さんは2006年3月に東京外国語大学外国語学部欧米第一課程英語専攻を卒業しました。
東京外大、しかも英語専攻と言ったら超難関の国立大学です!
鈴木亮平さん、英語力を武器に全米デビューへ
このようにして身に付けた英語力を生かして鈴木亮平さんの全米デビューが決りました。
米国ドラマ『トウキョウ・バイス』に出演することが決まったのです。この作品はハリウッドで最も有名な日本人俳優と呼ばれる渡辺謙さんが試作総指揮を務め、出演もするという注目の作品です。
NHK大河ドラマ『西郷どん』で共演した渡辺謙さんが鈴木亮平さんの実力を評価し、今回後押しをしたと言われています。
堂々たる日本人がまた一人、ハリウッドで活躍する日も遠くなさそうで楽しみです!