大人気の俳優小栗旬さんが2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の主演に決定し、話題を呼んでいます。
小栗旬さんを「ゴクセン」のちょっとやんちゃな生徒「うっちー」の頃から見ている私にとって、その成長ぶりは嬉しい限りです!
その小栗旬さんにはお兄さんとお姉さんがいらっしゃいます。
お兄さんの小栗了さんは以前芸能界で俳優として活躍していた時期がありましたが、現在は違うお仕事をされています。
小栗旬さんのお兄さん、小栗了さんの現在のお仕事について。
小栗了さんはアメリカに留学して演劇を学んだ
小栗旬さんのお兄さんは小栗了さんです。
お写真を見るとさすがに超イケメン!
小栗旬さんとお二人とも身長183㎝超えですし、これだけのイケメンが並んでいたら目立ちますね~!
小栗了さんは高校卒業後、アメリカの大学に留学し映画監督を目指して演出や演劇について勉強をしました。
それを知ったとき、そういう教育ができる親御さんは只者ではない!という印象を持ちました。
普通の会社員として生きてきた人はつい、法学部とか経済学部とか工学部とか・・・を子供の進路として進め、なかなか芸術、特に演出系の大学に進むことに理解が無いように思います。
なぜならば、演出や俳優の道で食べていくことがどれほど大変なことか知っているからです。
きっと親御さんも演劇関係のお仕事。。。と思いました。
小栗旬さんと小栗了さんの父親は舞台監督・小栗哲家さん
小栗旬さんの父親の小栗哲家さんは、舞台監督で、日本舞台監督協会理事いらっしゃいます。
最近芸能界は2世、3世が大活躍をしておられるケースが多いですが、小栗家もそうなのですね。
小栗哲家さんは世界的に活躍をされ、ウィーン国立歌劇場のオペラ公演などを手掛けていらっしゃいます。
小栗旬さんは2021年『ゴジラVSコング』でハリウッドデビューの予定です。
それを聞きなんだかであまりにもBIGになりすぎてファンとしてはちょっと寂しいような、無理してるんじゃない?的な心配も実はしていたのですが、家系を見ると、納得!です。
そのようなご家庭で育てられたのですね!
つい、小栗旬さんを初めて知った「ごくせん」のイメージが抜けきれず、私にとっての小栗旬さんはちょっとやんちゃな青年が更生して立派な役者になった、みたいな勘違いイメージが植えついています💦
ホント、それは大変失礼な話で、こんなにハイソサエティなご家庭だったとは・・・!
では、そのハイソなご家庭で育ったお兄さんの話に戻しましょう。
アメリカ留学帰国後の小栗了さん、2001年に俳優になる
アメリカ留学から帰国した小栗了さんは俳優となり、テレビの『火曜サスペンス劇場』やスティーブン・セガール主演の映画に出演しました。
アメリカの大学で演出を学んだのに、小栗了さんはが選んだ道が、演出をする側ではなく、演出をされる側の俳優、というのがちょっと不思議に感じました。
小栗了さんはアメリカにいる頃、演技をする機会もあったそうです。
でも、言葉の壁は厚くもらえる役は端役ばかりでした。
日本語で思いっきり演技をしたい、と思ったのが大きなきっかけだったそうです。
そのころ日本では「ごくせん」が大ヒットしていたのです。
その「ごくせん」でブレイクした弟の小栗旬さんを見た兄の小栗了さんは「俺にもできる!」と思ったそうなのです。
そして蜷川幸雄さんの舞台で小栗旬さんと共演もしました。
また『鋼の錬金術師』では声優として兄弟で共演をしました。
2006年に俳優を引退した小栗了さん
俳優として順調に歩んでいた小栗了さんですが2019年に『明石家さんまの転職DE天職7』に出演したことがきかっけで大きく舵を切ることになります。
それは
大阪で食事をしているさんまと旬の元に呼ばれた了氏。「さんまさんと共演できるように頑張ります!」と言うとさんまから返ってきた言葉が「頑張らんでええ、夢に向かって好きなことをやればいい。夢は裏切らん、女はすぐ裏切る」。
このさんまの一言で了氏は「30歳という年齢でいい区切りになる。さんまさんや旬のように輝いている人をバックアップする仕事になりたいなと思った」と。
というきかっけがあったのです。
そして2006年に俳優を引退し、その後は演出の道へと進むことになります。
俳優として成功していたにも関わらず、その道を辞め演出の道へと進む決断はすごいな、と思います。
留学して演出の勉強をしたくらいなのですから、小栗了さんが本当にやりたかった仕事は演出だったのでしょうね。
そのことに気が付いてもなかなか進路を変えるのは大変だったのではないでしょうか。
小栗了さんは現在イベント制作会社『NAC』の取締役
そして小栗了さんはその後2006年にオペラ製作会社に入社しました。
そして会社分割により2007年にイベント制作会社『NAC』の取締役に就任しました。
現在は企業イベントの企画・演出・制作・進行、アクロバットショー、格闘技、演劇、クラシックコンサートの演出など様々な活動を展開しています。
ムーミンバレーパークのクリエイティブディレクターの小栗了さん
埼玉県飯能市に2019年に『ムーミンバレーパーク』というテーマパークがオープンしました。
小栗了さんはこの『ムーミンバレーパーク』の1番の目玉アトラクション『エンマの劇場』でのキャラクターショーの脚本・演出をされていました。
そして現在はパーク全体のクリエイティブディレクションを担当されています。
このお仕事の話が小栗了さんに持ち掛けられたとき、小栗了さんは運命を感じたそうです。
なぜ、小栗了さんがムーミン?とちょっと意外に思いましたが、実は小栗家はムーミンにご縁があったのです。
小栗旬さん小栗了さんの両親がお若い頃、ムーミンを題材にしたバレエ公演で出会ったそうです。
その時のお二人は舞台スタッフとバレリーナでした。
なんて素敵な、ドラマティックな出会い!!
ムーミンがいなかったら小栗了さんも小栗旬さんも生まれていなかった、とおっしゃっています。
そのようなご縁を大切にされる小栗了さんは素敵ですね。
私も今度、ムーミンバレーパークに行ってみようと思います!